【CLOTHO Original Tie】
Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)は、オリジナル製品にも力を入れており、プライベートブランドでネクタイの製作をいたしました。
2019.10月のリリース以降ご好評を頂いており、カラーの欠品が数点出てしまった為、この度2020.1月に再生産。
初回は、お試しでご購入下さった方も2週間後には色違いをご購入いただいたり、誕生日プレゼントや結納返しとしてGIFT券のご購入にご来店された女性の方もプレゼントとしてご購入。
さらには、結婚式のブライズメイドをもじって新郎、ご友人でお揃いにするためになど様々なシチュエーションにお選びいただきました。
そこで、本日はその選ばれるワケを詳しくご紹介いたします。
選ばれるワケ。。。少し上から目線に感じた方もいらっしゃるかもしれませんが
それぐらい拘りました!!言わせてください!笑
始まりは些細なことでした。
GINZA TAILOR(銀座テーラー)では、ネクタイはイタリアのラグジュアリーブランド【STEFANO RICCI】のみを取り扱っておりました。
そのハイスペックなネクタイは製造工程から拘り抜かれ、シルクの品質は一級品のみを使用。
そこへ落とし込まれるカラーリングは、何重にも重ねた染み込みの深さから放たれる発色と艶がシルクの光沢と相まってネクタイの形をした芸術品の異名を持つほどに。
さらに、本国イタリアの職人によるハンドメイド製法はまるでスカーフのように首元へ吸いつきます。
一度締めたらやめられない、各界の著名人も愛用し、リピーター続出。
そんな中でも新たな発見が。愛用するスタッフを見渡すと、GINZA TAILOR兼Ginza Tailor CLOTHOのクリエイティブディレクターは、【STEFANO RICCI】のネクタイを自分サイズにリサイズして使用していたのです!!
そのリサイズとは、本国イタリア人向けにサイジングされているネクタイ(大剣)の太さをGinza Tailor CLOTHOのスーツのバランスに合わせる為に細くする事。
確かに、日本規格で販売されているネクタイは日本人の体格向けに軽やかにみえる幅と長さでリーズナブルに販売されていますが、ことシルクの品質や織りに関してはイマイチ。。。
また、逆にハイブランドやビックメゾンなどの海外規格で販売されているネクタイは富裕層をターゲットにしており、外国人の体格に合わせてやや太めの幅と長さになっていますが、デイリーユース向きではない価格帯。。。
しかし、クオリティーは抜群!シルクの品質や織り、さらには染色に至るまで
ワードローブの1つに加えたいものばかり!
そこで、閃きました!!
『両方の良さをミックスしたネクタイがあればスーツもより引き立ち、コーディネートのアクセントになるのでは!』
そうして誕生したのがGinza Tailor CLOTHOのオリジナルネクタイです。
どうせ作るのなら、『今までになかった色と柄で』『拘りぬいた価値』『本当に自分たちが欲しいと思えるネクタイ』というコンセプトで始動いたしました。
まずは、『今までになかった色と柄で』を調査!
セレクトショップや百貨店、さらには様々な路面店を約2週間かけて回り、膨大な数のネクタイを試着。
『リアルクローズで着用している方が選ぶネクタイはどれ?』
そこで、丸の内などのビジネス街に赴き、帰宅時間を見計らいアルコール片手に街角で観察!
意外だったのは、柄の大きなネクタイやクラシックな色調ではなく、シンプルに見えつつも細やかな柄が落とし込まれているネクタイやカラーリングがビビットなネクタイを付けている方が多いということ。
次に、『拘りぬいた価値』。
Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)のスーツが完全国内縫製である以上、やはり、MADE IN JAPANでありMADE IN GINZAを信条に縫製・プリントに同じ熱量をもって取り組んでくれる方々を探しました。
使用するシルクは当然、世界一のシルクであるブラジル産のBRATAC(ブラタク)社で24匁シルクに決定。
ブラジル産のシルクは、シルクの中でもワンランク上の最上級。
その独特な光沢と発色、24匁の質感は至宝品と称されています。
※ブラタク社は、日本の国策組合であり1920年に創業した「ブラジル拓殖組合」より発し、1940年に独立。第二次大戦などを乗り越えた日系会社で、
某ラグジュアリーブランドのスカーフなどの糸も供給しています。
やはり、情熱と誇りをもって取り組んでる方々との仕事は楽しい!
そして、最も時間を費やしたのが、プリント。
まずは、我々Ginza Tailor CLOTHOが調査と観察から導き出したカラーリングをBRATAC(ブラタク)社のシルクにプリント。
微妙な色配合によって変わる色の載り方と発色。
幾度となくサンプル出しを繰り返すこと5回(1柄につき)。
我々がコンセプトに掲げた『本当に自分たちが欲しいと思えるネクタイ』の
カラーリングが仕上がってきました。
まだ終わりません!!ここから縫製です。
『拘りぬいた価値』はここでも。
まずは、芯のチョイスです。
【高級感のあるハリとコシを出し、24匁シルクの滑らかさを損なわない】
こちらも芯を変え、3回のサンプル作り。実際に2~3日の着用をすることで締め心地を体感。
出た答えは、2枚芯という贅沢な仕様に。
通常販売されているネクタイは厚みが均一な1枚の厚い芯を使用し、秋冬物などで生地が厚い場合には極端に薄くした1枚の芯を使用します。
Ginza Tailor CLOTHO(銀座テーラークロト)のオリジナルネクタイでは、大剣から小剣まで一本のネクタイの中で部分的に厚みを変えた芯を2枚重ねて使用しています。
復元力、耐久性、ボリュームが欲しい首元や結び目は厚みを出し、大剣や小剣などある程度の重みと風になびくような動きの欲しい部分には中薄な芯が2枚重ねて入っており、機能性と見た目を両立させました。
結果、やはり芯にも拘ることで希望通りの風合いと機能性に。
着用後1日目のディンプル部分です。
着用後3日目のディンプル部分です。
ビジネスマンならネクタイのディンプルは必ず作っているもの。
しかし、そのディンプルは結び目をしっかり結ぶことで実現されます。
着用後は、『シワが消えない』『ねじれたようになってきた』など数々のお話を聞きます。
Ginza Tailor CLOTHOのオリジナルネクタイでは、芯に拘ることでアイロンなどをしなくても復元力のみでここまで戻ります!!
クリエイティブディレクターとGinza Tailor CLOTHOスタッフが打ち合わせを重ね実現させた渾身のオリジナルネクタイを是非。